Q&A 現地生活編

1.チップはどんな場所でいくら払えばいいのですか?
チップとは、サービスの利用に対して規定料金とは別に支払う、心づけの現金を言います。日本人がなかなかなじめないのがチップの制度です。日本以外の国(特に欧米)にて慣習として、ホテルの宿泊(ベッドメイキング、ルームサービス、ベルボーイによる荷物の運搬など)やタクシーの利用、レストランでの飲食、床屋や美容院などに対して発生します。外国ではサービス業の賃金が安く設定されているために、チップがサービス業従事者の生活給となっているといわれています。

アメリカの相場としては、ホテルのベッドメイキングで1泊1〜2ドル、ベルボーイによる荷物の運搬で2ドル程度、タクシーで料金メーターの10〜15%程度、レストランで飲食の15%程度、カジノでのディーラーへの賭額などです。レストラン等にてクレジットカードで支払う場合には、チップの金額を書き込む欄があるので、ここに飲食分のみの15%程度の金額を書き込みます。もちろん、伝票の金額が間違っていないか(二重取りされていないか)のチェックは必要です。とかく日本人はチップを高額に渡し、相場を引き上げてしまう傾向がありますが、たくさん渡せば良いと言うものではなく、逆に成金として軽く見られることもあります。できれば、チップ用として空港などで、1ドル札などの小額紙幣を多く両替するとよいでしょう。

チップの習慣は米国で盛んであり、欧州でのチップの習慣は地域により異なります。チップの習慣がない地域の人が米国へ旅行してトラブルになることもあります。また、ノー・チップ制を謳うホテルもあり、サービス料に該当するコストが宿泊料に含まれているわけです。

2.日本の銀行を海外で使えますか?
すべての銀行で外貨や海外送金を扱っているわけではありません。自分の銀行が海外送金出来ない銀行だと、送金のたびに、お金をおろして海外送金を扱っている銀行または郵便局などに足を運ぶことになります。クレジットカードとは別に、ATMとして海外でお金を引き出せると現地に口座を開く前でも普通にお金が引き出せて便利です。ただし、自分の行き先にその銀行の支店やATMマシンがあるか確認しておきましょう。

留学の情報誌やホームページではシティバンクがよく勧められています。留学する人すべてにお薦め出来るという選択肢はありませんが、シティバンクは海外での利用を想定したサービスがいくつもあり、留学の際に利用する銀行として適した選択肢のひとつと言えるでしょう。長期留学の場合、現地の銀行と併用するのがおすすめです。シティバンクのATMカードは、136ヶ国、700,000台のCD/ATMで、日本の自分の口座から現地の通貨で預金が引き出せます。 シティバンクのATMの場合、引き出しごとの手数料はかかりません。
自分の行き先の近くに、シティバンクの支店やATMがあるか確認してみましょう。シティバンクのトラベラーズチェックは、世界130ヶ国で使える米ドル、英ポンド、豪ドル、ユーロを発行してもらえ、口座を持っている場合は発行手数料が無料になるのでおすすめです。

シティバンクに口座を作ると、「円普通預金口座」と「マルチマネー口座」のふたつの口座が出来ます。円普通預金は、通常使う預金口座で、マルチマネー口座は、定期預金や外貨普通預金、外貨定期預金などが管理されます。留学では送金のたびに、円高、円安が気になるわけですが、円高の時にドルにしてマルチマネー口座にいれておき、必要になったら現地に送金するということが出来ます。シティバンク、シティカードは以上の点で日本で準備しておく銀行、クレジットカードとしておすすめです。

3.海外で銀行口座を開設したいのですが。
一般的な銀行預金口座の種類は、Checking Account(当座預金)とSaving Account(普通預金)です。
Checking Account(当座預金)は、日本でいう個人当座預金に相当します。利息は付かず、場合によっては預け入れ最低金額を求められるケースもありますが、この口座を開設すればパーソナル チェックとよばれる個人用小切手を作ることができます。欧米では水道・電気・電話料金などの公共料金はこの小切手での支払いが一般的です(詳しくは 「小切手について.」にて紹介)。長期滞在・生活をする上ではChecking Accountと小切手はまさに“必需品”といえるでしょう。
Saving Account(普通預金)は、日本の普通預金口座に相当し、利息が付きます。 この口座を開設すると銀行からATMカードが発行されますので、必要な現金をATMで引き出すのに便利です。 最近では、前述のChecking AccountとSaving Accountがセットになった商品もあり、一度の申し込みで両方の口座開設ができる場合もありますので、銀行の窓口で相談してみましょう。

日本とは異なり、口座の預金残高が一定の金額を下回ると口座維持手数料がかかる場合があります。銀行や口座の種類によりこの口座維持手数料は異なりますが、口座を開設する際にはあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

■各国の口座事情
・アメリカ
主に必要とされる情報・書類は次のとおりです。
※銀行により必要な情報が異なります。
・Social Security Number※1
・アメリカでの住所※2
・パスポート
・米国(居住する州が発行する)運転免許証
・State ID Card Number※3
・母親の旧姓(Mother’s maiden name)
・クレジットカード

※1Social Security Number(SSN:社会保障番号)
州によっては、留学生はSSNを取得できないケースもあります。すべての銀行でこのSSNが必要とされるわけではありませんので、複数の銀行に確認されることをお薦めします。また州によっては場合によりSSNが発行されることもあります。
※2自宅住所が確定していない場合、学校の住所等で代用します。
※3State ID Card Number
アメリカでは、身分証明書の提示を求められることが、日常的に多くあります。提示する証明書は運転免許証、州が発行するState IDが一般的です。パスポートでも代替できますが、持ち歩くことに抵抗がある方は、State IDの取得をおすすめします。

・カナダ
基本的に以下の2点の提示が必要です。
・パスポート
・クレジットカード
銀行によっては上記以外にも次の書類の提示を求められる場合もあります。
カナダでの居住所の記載のある居住賃貸契約書、電話代請求書明細等、学校入学許可証、パスポートコピー

※インターネットでも口座開設が申し込める銀行もありますが、口座を有効にするためには口座使用契約書にサインをするため窓口に出向く必要があります。

日本からのお客さま向けのサービスセンターを持つカナダの銀行
【TD Canada Trust】
TD Canada Trustは現在カナダ6大銀行のひとつとして、カナダ国内に1,000を超える支店網で幅広いサービスを提供しています。また1994年から日本語総合金融センターを運営しており、バンクーバー最大の日本語の銀行サービスセンターとして多くの方が利用しています。

定期預金、債権、投資信託などの相談のほか、法人口座、ローンなど総合的な金融商品の案内が日本語で受けられます。また、日本語のホームページや説明書もあるので、英語に不安がある方でも安心してご利用いただけます。
TD Canada Trustホームページ(日本語)

・イギリス
主に必要とされる情報・書類は次のとおりです。

・パスポート・語学学校からの紹介レター
・住所証明(大家からのレター等)

まれに次の書類の提示を求められることがあるようです。
他行の残高証明(日本の金融機関口座でも可。英文。)
英国人の知人からの紹介レター

・フランス
主に必要とされる情報・書類は次のとおりです。

・滞在許可証

滞在許可証がない場合
・学生ビザ付きのパスポート
・住居を証明するもの(学生がアパートなどの賃貸契約者である場合は、電気や電話など公共料金の請求書、賃貸証明書など。ホームステイの場合は大家のパスポートのコピーと大家の留学生の居住を証明するレター、大家自身の住居証明)
・学校の(仮)入学証明書もしくは学生証

ドイツ
主に必要とされる情報・書類は次のとおりです。

※銀行により必要な書類は異なります。

・パスポート
・滞在許可証(Aufenthaltsgenehmingung)
・在学証明書(市役所で取得可能/Anmerundungbesutaetigung)

・オーストラリア
オーストラリアは口座開設にあたって必要な書類にポイント制が導入されており、提示書類のポイントの合計が100ポイント以上にならなければなりません。入国後の期間によっても必要なものが異なりますのでご注意ください。

オーストラリア入国後6週間以内の場合
・パスポート:100ポイント

オーストラリア入国後6週間以上の場合
以下のいずれかを合計100ポイント以上。
・パスポート:70ポイント
・日本の運転免許証:25ポイント
・オーストラリアの運転免許証:40ポイント
・日本発行のクレジットカード:25ポイント
※銀行窓口での申し込みのほか、インターネットでの申し込みが可能です。ただし口座を有効にするには窓口に出向いて必要書類を提示する必要があります。

参考:オーストラリアの小切手事情
従来、オーストラリアでの公共料金などの支払いは小切手が一般的でしたが、最近ではクレジットカードや郵便局での支払いが主流となりつつあります。また買い物も高額となる車や家具などを除いては、小切手を利用する機会が減ってきています。他の欧米諸国のように必ずしもChecking Account(当座預金)の開設が必要とは限りません。留学をされる方の生活スタイルにあった方法でお金を管理しましょう。

・ニュージーランド
主に必要とされる情報・書類は次のとおりです。

※ニュージーランドの各銀行では学生向け口座が用意されています。

パスポート
・学生ビザ
・学生証や学費支払い証明などの在籍証明書

4.日本の銀行は海外ではつかえないんですか?
日本の大手銀行が発行している国際キャッシュカードを利用すれば海外からの引き出しは可能です。これは日本の銀行が提携している海外のATMから現地通貨で現金を引き出せるというサービスを持ったカードで、引き出した金額は指定されたレートで日本円に換算され、手数料とともに日本の口座から引き落とされるという仕組みになっています。送金したり、口座を開くといった手間が省略できるので便利です。しかし、カードをなくしたり、使えなくなった場合には、日本で再発行をしてもらわなくてはならず、その期間、お金が引き出せなくなってしまうリスクがあります。

海外のCD/ATMでは、英語圏でない国の場合だとはじめの表示言語は現地語です。
そこで焦らずに、『LANGUAGE』という選択ボタン、または『ENGLISH』や最近ではスペイン・イギリス・ドイツ等の国旗が画面に表示されていて、そこから簡単に言語を選択できるCD/ATMも多くあります。

タイやルーマニアなど、独特で検討のつかない言語でも焦らなければ英語の言語を選択できます。日本人が多く渡航する主要都市では、日本語での表示のできるCD/ATMもあるようです。

取引の言語を英語で選択しても、利用明細書は現地語で出てくる物もあります。合計金額や取引金額は数字を見れば分かるので大丈夫です。

みずほ銀行…みずほインターナショナルキャッシュカード
三菱東京UFJ銀行…インターナショナルカード
三井住友銀行…国際キャッシュカードサービス
ソニー銀行…MONEYKitグローバル
新生銀行…PowerFlexカード
シティバンク銀行…円普通預金用キャッシュカードとして発行される「バンキングカード」に標準装備。ほかに借入用の「アドバンスマネーカード」、「ローンカード」に現地通貨で引き出す機能が装備されています。

5.パーソナルチェックってなに?
銀行の当座預金に基づいて個人に振り出される小切手のことで、日本ではあまり見かけませんが、欧米や韓国で広く利用されています。他人の小切手を悪用した場合、割りにあわないほどの刑罰を受けるそうで、アメリカではカード同様の安全な支払方法のひとつといえます。

口座開設時に申し込むと、数日後に送られてくる現金に代わる小切手で、5cm×10cmくらいの手帳のようなもので、住所と名前が印刷されています。
使い方は、日付、支払相手名、支払い金額を記入し、自分のサインをして支払います。トラベラーズチェックと違うところは、使った金額毎に払っていくことと、使用済みのチェックは口座のある銀行へ戻され、月々の明細書と一緒に本人の元へ送られてくることです。もしパーソナルチェックが悪用されていれば、戻ってきた使用済みのサインでわかります。

パーソナルチェックを現金同様の支払いに使うことも可能です。
ただしこの場合、パーソナルチェックの住所と名前を確認するため、ID(現地の運転免許証等)の提示が必要です。なおトラベラーズチェックと違い、レストラン等ではパーソナルチェックはまず使えません。

最近、お店によってはレジでチェックを渡すと、金額と店の名前を入れてくれる機械もあります。金額を確かめてからサインしましょう。

6.国際電話はお金がかかる?
国際電話をかける方法には一般に次の方法があります。

まず、直接日本の相手先へダイヤルする方法です。その手順は留学先の国際電話サービス番号+日本の国番号(81)+市外局番(0を取る)+電話番号の順にダイヤルします。電話料金はかけた電話機の番号へ請求されます。

次にコレクトコール。電話をかけた相手先が通話料を支払うという方法で、ホームステイ先の電話を使う時や公衆電話で現金の手持ちがない時に使われる手段ですが、直通でかける料金に比べ数倍の料金がかかる高額サービスです。

3番目は国際電話専用のクレジットカードを利用してかける方法です。電話料金の支払いが日本の口座から引き落としになる便利な方法です。専用のカードを持っていればキャッシュレスで、しかもコレクトコールよりはずっと安い料金で利用できます。

もう1つは国際電話専用の前もって支払うプリペイドカードを利用する方法です。国際電話が可能な電話機から日本語で便利に使えます。短期留学をされる方は1枚もっていると便利です。

このように国際電話を使用する方法はいろいろありますが、最近は電話より、メールで日本の家族や友達と連絡しあうケースがほどんとです。また、海外で使用できる携帯電話を持っていったり、現地で携帯電話を購入する学生も増えています。

7.このままアメリカに永住したいです。
アメリカに永住するには永住権を取得しなければなりません。永住権を取得するには、

(1)アメリカ市民(またはすでに永住権をもつ人)と結婚する
(2)抽選で永住権を与えるという制度があるので、それに応募する
(3)現地に多額の投資をしてビジネスを始める
(4)労働ヴィザを取得して現地で一定期間仕事をした後で、永住権を申請する

(1)は相手、(2)は運、(3)は投資するのに、何十万ドル単位の資金が必要です。(4)は比較的、可能性が高いのですが、この場合、労働ヴィザ申請の段階で、かなり専門性の高い技術や知識(例えばエンジニア、弁護士、会計士資格など)が必要とされます。留学から永住権への手順としては、大学か大学院を卒業し、直接労働ヴィザを取るか、1年間のプラクティカル・トレーニングを経て労働ヴィザを取得できれば、その先が見えてくるでしょう。

しかし、たとえ将来的に永住したいと希望していても、留学で入国する際に、「アメリカに永住を希望しますか?」と質問されても、「はい」と応えてはいけません。入国を拒否されてしまうことがありますので、あくまでも入国は留学のためだということを心得ておきましょう。

8.ホームステイ先を変更したいんですが・・・。
ホームステイというのはホストがだいたいこういう条件の留学生をお願いしますという形で登録しています。当然、留学生がホームステイすればお金が入りますから、それを目的に留学生を受け入れているホストファミリーもたくさんいます。
部屋と食事を与えているだけ、あまりお話したりしないので、せっかくホームステイしているのに、あまり意味がないことになっている留学生もいます。

当然、双方とも気が合う合わない等色々あります、合わないと思えば、学校に相談すれば、変更してくれます。時期によってはもっと良い条件のところ、例えば学校から近いところだとか、日本人が好きなホストファミリーとかに変更ができます。
学校などで、うまく情報を集め帰国するのと入れ替わりで自分がはいってしまう、根回しなどしておくのも手です。 ホストファミリーも全く知らない人が来るより、今まで住んでいた留学生の知人というとまた第一印象も違うものです。

学校のハウジングアドバイザーなどへ変更を申し出て、別の家庭が手配できればそちらへ移ることができますが、その際、変更理由が重要なポイントとなります。ホームステイ滞在というのは文化の違う国でその家庭に入ってその家族がもつルールに従って過ごすもので、必ずしも自分の生活ルールを貫き通せるものではありませんので、自分勝手な思いや、我侭的な理由ですと変更できない場合があります。特に人種や職種においてはタブーとされていますので、注意してください。また、ホームステイを手配する際に、ある程度の希望はリクエストすることができますが(例:家族構成、子供や動物の有無、ベジタリアン家庭など)、全てのリクエストがかなうわけではないことを、承知しておきましょう。

9.ホームステイにしようか寮にしようか悩んでいます。
ホームステイは、学校とは全く異なる視点からその国を知ることができます。条件に応じて学校が手配したり、ホームステイ・エージェントに委託します。核家族から母子家庭、おばあさんの一人暮らしなど、家族構成は様々です。きちんとした英語を話しますが、生粋の現地人とは限りません。通学にはバスや電車などを利用する事が多く、通学時間は30分〜1時間くらいです。学校は一定の基準を設け、きちんと調査をしていますが、生活形体や親しみやすさは様々ですので、過剰な期待はしないようにしましょう。また、各家庭のルールに従い、お客様気分でいないことが、家族と上手く付き合っていく上で必要なことです。ホームステイ先とトラブルが生じた場合は学校に相談します。

寮は、キャンパス内にあるので、徒歩で通学できるのが何よりです。ほどんとが、相部屋で、現地の学生か同じ留学生がルームメイトになりますが、現地に到着するまでわかりません。プライバシーの面ではいまひとつですが、さまざまな国の友達ができ、国際的な視野が広がります。室内にはベット、机、椅子、クローゼットが設置され、トイレとシャワーはフロアごとに共有というのが一般的です。コインランドリーなど生活に最低限必要なものは寮内に備え付けてありますが、火災防止のためキッチンなどはなかったり、付いていても使用ができない場合もあります。食事はカフェテリアで取ります。シーツや枕(カバー)などのリネン用品は、自分で準備しなくてはならないことが多く、学校で購入します。

日常的な英語を上達させたいのであれば、ホームステイの方が良いかもしれません。ホームステイ先での家族との会話は、たいてい「今日は何をした」とか、「こんな面白いことがあった」というような会話になりますので、毎日続けて話していくうちに、だんだんと会話にも慣れていくことでしょう。しかし、自分から積極的に話しかけたり、なるべる家族とテレビを見ながら雑談することも大切なことです。せっかくホームステイをしているのに、いつも自分の部屋に閉じこもっていたら、何の習得もありません。

一方、寮では同年代の仲間同士の会話なので、その年代にしか使えない言葉使いや流行語のようなものを覚えるチャンスがあります。しかし、ルームメイトが現地の学生であっても、忙しくてなかなかしゃべる機会がなかったりすることもあります。日本人同士がルームメイトになった場合は、できるだけ日本語を使わず、英語で話すなど、お互いルールを決めておくことも必要でしょう。

ホームステイと寮で、どちらがよいとは一概にいえませんが、それぞれのメリットを活かして自ら積極的に取り込むことが何より重要です。

10.アパートに住みたいんですが?
寮ではルームメイトなどたくさんの学生がいて騒がしく、学生としての規則もあります。ホームステイでは家族がいて、色々と気を遣うこともあるでしょう。最初は学生寮やホームステイを選ぶことが多いですが、長期滞在になると途中からアパートへ引っ越す人もいます。

アパートなら一人暮らし、または限られたルームメイトとの生活となり、自分のペースで生活がしやすいです。海外では一人暮らしよりもアパートや一軒家を何人かでシェアする方法が一般的で、田舎で自炊をして無駄遣いをしなければ、寮やホームステイよりも安い費用で生活できることもあります。

アパートを探すという作業は、留学先で自分で行わなければならなりません。
アパート探しは学校のハウジング・オフィスでも部屋や不動産屋を紹介してくれますが、大家さんや同じ部屋にすむことになるルームメイトに会ったり、最終的に契約書をよく読んでサインをするという法律行為をするのは自分です。アパート生活の場合、自分にかかってくる責任や負担も多くなります。食事など家事一切を自分一人、あるいはルームメイトと当番制で行うことになります。また、アパートや家のセキュリティも自分たちで守っていくことになります。特に一人暮しの場合は、この点をしっかり考えておかなければなりません。

現地に到着してすぐにアパートに住む場合は、自分の語学力や現地の治安などについての情報を十分考慮して慎重に進めましょう。日本でアパートを借りる場合でも、不動産屋を何軒も回り物件を見比べて契約を取り交わして…と大変な労力が必要です。それと同じことを海外で行う大変さを想像してください。また6ヵ月未満の契約では、アパートを借りられないこともあるので注意しましょう。

なお、アパートに移る時期としては、6、7月頃が良いようです。日本で3月に引越しが多いのと同じで、8〜9月に新学期の欧米ではその前の夏休みに移動が多く、良い物件が出回る時期となります。また、卒業や転校する友人の部屋に移るという方法もあります。

くれぐれも気をつけてほしいのは、契約は法律行為であるという点。契約を破るようなことをすれば、損害賠償やその他トラブルが発生することになります。サインをする時は必ず契約書の全文を読んで、不明な点は大家さんや不動産屋に確認すること。できれば現地に住む知り合いにも、契約書に目を通してもらった方が良いでしょう。

ホームステイや寮から引っ越す場合は、なるべく早目に寮の担当者やホストファミリーにそのことを知らせましょう。学校によっては寮の空き部屋を待っている人がいる場合もあるし、ホストファミリーは次の滞在者を探す必要も出てくるからです。

11.生活習慣の違いが心配です。
たとえば、喫煙に関して、最近アメリカやオセアニアでは、喫煙に対する考え方に日本とかなり差が出てきています。特にアメリカ人の中には、喫煙は罪悪であると考える人も増えてきていますし、公共の場所やレストランなど、法律で喫煙が禁止される区域も拡大しつつあります。基本的には、喫煙所と書いていない公共の場所は禁煙だと思っていたほうがいいかもしれません。

また飲酒についても日本とは‘とらえ方’が異なります。これは人種的な体質の違いもあるのかもしれませんが、お酒を飲んで、人にからんだり、足元がふらつくほどになったり、他人から見て酔っているとわかる状態まで飲んでしまうことは、非常に恥ずべきこととされています。日本でなら「酔っていたから」といって許されることが、海外では通用しないので要注意です。お酒は楽しく飲める程度におさえましょう。

欧米のレディファーストの習慣もまだ根強く残っています。女性運動などの影響でこの習慣をよしとしない人も中にはいますが、部屋に入るときやエレベーターの乗り降りに女性を先に通したり、重い荷物は男性が持ってあげたりということが、現地の人々の間では自然に行われているのです。この傾向は都市部より田舎の方が強いようです。留学する男性も、‘郷に入れば郷に従え’精神で、慣れるようにしておきましょう。また女性は、席を譲られたり荷物を持ってくれたからといっても、あくまでも習慣としてで、ほとんどの場合大意はないので、自分に特別な好意があるのではなどと気をまわし過ぎないようにしましょう。

12.日本人は人種差別される?
人種の平等については、法律上の規定はできても、人の心までは統制することはできません。人種に対する考え方にはかなり個人差があるようです。その人自身が何系の出身なのか、どんな環境で育ったのか、どんな経験をしてきたのかで、まったく違った見解をもつことになります。日本に対しては、バブル以前の経済繁栄期には日本の脅威を唱える人もいたでしょうし、ジャパンバッシングといわれる言葉も出たほどですが、現在の日本にはそういった意味での非難はあまりないように思われます。例えば、60歳以上のアメリカ人の中には、戦時中の記憶が残っており、敵国としての日本のイメージをいまだにもっている人がいないわけでもありません。その反面、日本の文化や習慣に興味が持ち、日本人以上に詳しい外国人もいるのです。それから差別ではなく、日本人が珍しくて少々よそよそしくなってしまうということも地域によっては起こり得ます。日本でも外国人に対して同じような態度をとる人もいるわけですから、ある程度は理解できるでしょう。どんな人に出会っても、あまり被害者意識を持たず、「人間は皆平等なのだ。」という信念をしっかり持っていれば、それほど心配することはないでしょう。逆に自分が現地の人に対して差別的な言動をしないようにも心がけてほしいものです。

現在アメリカでは黒人のことをAfrican-American、先住民のことNative-Americanと呼ぶのが一般的になっています。BlackやIndianという言葉は過去のものになりつつあるのです。

13.海外は危険?
治安状態は国や地域によっても差があります。ただし、これは日本でも言えることで、どこででも通じるルールをいくつか挙げておきます。

(1)夜は一人で出歩かない。昼間でも自分が歩き慣れていない場所へは、なるべく一人で行かない。
(2)貴重品は常に身につけておく。ファーストフードのお店などで席を取るために荷物を置くということが日本ではよくありますが、海外では盗難の原因になりやすいので要注意。
(3)自分が住む地域の治安状況については、現地到着後、すぐに情報を収集する。(近づかない方が良い場所について、学校のスタッフやホストファミリーによく聞いておく)。
(4)派手な服装はしない。相手にお金を持っていると思わせないことが重要です。

「海外は危険だ!」という先入観のある言葉をよく耳にしますが、実際に住んでみると、日本よりも安全な場所もたくさんありますので、あまり心配し過ぎる必要はありません。ただし、どこにいても自分の身を守るのは自分だという気持ちを忘れないで行動しましょう。また、現地の生活に慣れ、言葉の不自由がなくなる頃は、要注意です。行動範囲も広がっていますので、その分危険な目に合うことも多くなるでしょう、余計な犯罪などに巻き込まれて、留学を台無しにしないよう十分注意してください。

外務省が定期的に報告している海外危険情報や海外安全情報を参考にしましょう。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/

14.交通機関は日本と違う?不便なことはないですか?
国や地域によって、かなりの差がありますが、アメリカではサンフランシスコやボストン、ニューヨークはかなり発達しています。イギリスやオーストラリアではロンドンやシドニーを中心に比較的バスはどこでも走っています。しかし、日本ほど交通機関が充実しているところはありません。これは自家用車が主体のお国柄なのだと割り切って考えるしか仕方がありません。特に気になるのが、バスの到着時間です。時刻表はあって無いようなもので、到着時間はめちゃめちゃです。また、最終バスの時間も早いので、乗り遅れないように注意しましょう。電車の本数も日本に比べて圧倒的に少ないのが現状です。

以前は「ニューヨークの地下鉄は危険だ!」と言われていましたが、最近ではかなり改善されたようです。しかし大都市の地下鉄やバスに夜一人で乗ることや人通りの少ない道を一人で歩くことも決して安全とは言えませんので、犯罪に結びつく可能性のあることは特に海外では避けなければなりません。現地に到着したら、学校のスタッフやホームステイ先の人などから学校近辺についての治安情報はしっかり聞いておきましょう。

また電車やバスに乗る時に気を付けなければならないことは、日本のような車内アナウンスがない場合が多いということです。特にバスでは次の停留所の案内がないために、乗り過ごしてしまうケースがよくありますので、慣れるまではしっかり窓の外を見て、確認しておきましょう。不安な場合は、バスの運転手さんに聞くなり、自分の行き先を告げて、停留所がきたら降ろしてもらうように頼んでおくのが一番確実です。こうした場面で必要に迫られて覚える英語は貴重な経験にもなるでしょう。

15.留学中のアルバイトはできるのですか?
何かとお金のかかる留学生活では、アルバイトをして少しでもお金を稼ぎたいと思うのは当然です。しかし、どこの国でも留学生の労働には規制があり、賃金も学費を稼げるほど、期待のできるものではありません。各国の留学生のアルバイト事情は以下の通りです。
・アメリカ
学生ビザで働くことは禁止されています。但し大学に留学している場合、アルバイトをしても成績に支障がないと大学側が判断すれば、2年目からアルバイトを行うことができます。働ける時間は週20時間以内で、図書館やカフェテリア、または芝刈りなどキャンパス中で働くことが義務付けられます。時給も$5〜7程度が平均ですのでアルバイトで稼ぐというほどには及びません。また、留学生はアメリカ人の2倍も3倍も勉強しなくてはなりませんので、アルバイトをしている余裕などがないのが現実です。

・イギリス
6ヶ月以上のフルタイムの学生として入国許可を受けて滞在する場合は、週20時間以内のアルバイトができます。夏休みなどの長期休暇中は特に時間制限はありません。但し、就労が可能か不可能かは、入国時に決定され、「お金を稼ぐ行為は禁止されています」というスタンプが押されるとアルバイトはできません。

・カナダ
学生ビザで働くことはできませんが、3ヶ月以内の短期語学留学であれば、ワーホリビザで入国できるので、アルバイトをすることも可能です。

・オーストラリア
学生ビザでは、週20時間以内に限り、アルバイトをすることが許可されています。また、ワーホリでも可能です。

・ニュージーランド
学生ビザで働くことはできませんが、大学に準ずる高等教育機関であれば、週15時間まで認められます。

・アイルランド
学生ビザ所有者は、週20時間以内の労働が認められています。




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